ネオレックスのチーム紹介
ネオレックスメンバーは下記のいずれかのチームに所属して働いています。
本コラムでは各グループ、チームの役割や仕事内容について紹介します。
技術グループ
技術グループは、「開発」と「品質マネジメント」を主要業務としていて、それぞれ「開発チーム」と「QMチーム(Quality Management Team)」に分かれています。
その他にも、2つの技術グループのチームと一部のコンサルティンググループのメンバーの中から、インフラやセキュリティの面での活動を行う組織も存在しています。
技術グループのメンバーの中には、ソフトウェアだけでなくハードウェアにも深い知見のある人たちがいます。ソフトウェアがどうやってハードウェア上で動くのか理解した上で、サーバーのパーツの選定やハードウェアが効率良く動作するためのシステム設定を、外部のパートナー企業任せにしないで自分たちで行います。
動作検証を行うツールなども技術グループ内で製作します。
例えば、キンタイミライという勤怠管理システムの特徴として、どうしても月の締め日の前後に利用が増大し、通常時の10数倍以上の負荷がシステムにかかります。
そのため、新バージョンのソフトウェアをリリースする前に高負荷試験をおこなうのですが、こういったツールは一般的には存在しないので自分たちで製作しています。
また、新バージョンのプログラムのテストでは、追加された新機能のテストを行うだけでなく、既存機能が改修によって影響を受けていないかを確認するテストも行いますが、このテストを行うツール群も同様に製作しています。
開発チーム
開発チームはその名の通り、「開発」を担当しているチームですが、ソフトウェア会社の「開発」といったらプログラムをひたすら書いているイメージがあるかもしれません。
もちろんプログラミングも重要なタスクですが、そのほかにも「設計」と呼ぶプロセスがあります。
開発のきっかけとなるのは、お客様から現在のキンタイミライにない新しい機能をご要望されたときや、新しい機能をサービスする計画が行われたときです。
そのときに次の視点で新機能を検討します。
- 要望の真のニーズは何であるかを理解するために、その背景も確認する
- 便利にお使いいただくために、”お客様に言われた通りに”ではなく、真のニーズに答えられているのか
- 過去の実現しなかった要望を含められないか、将来的に可能性のある利用方法への拡張の余地を持てるか
この検討プロセスによって「要望」から「仕様」が決定されます。
次に「仕様」の妥当性の検討を行います。
- 他の機能との整合性の確認
- システムパフォーマンスの確認
- セキュリティの確認
ここで問題が発見されれば最初のプロセスに立ち戻って「仕様」を修正することもあります。
ここまで来てやっとプログラミングに入る事ができますが、制作中に問題点に気がついたときは、仕様の調整を行う事もあります。
また、各プロセスは常に他のチームとのコミュニケーションをしっかりと取ることも心がけています。
QMチームとは仕様の整合性の確認や不具合防止の視点での確認など、いろいろな面で協力してもらっています。
コンサルティンググループとは要望の確認をしっかりと行って、乖離がないように何度も話し合うことがあります。
QMチーム
QMチームは、プログラムテストを中心に多様な役割を果たします。
テスト業務は、計画策定から始まり、各段階でプログラムを検証します。
“仕様書通りに動くかどうか”だけではなく、テストの過程で開発チームやコンサルティンググループと連携し、上流工程での要件と仕様そのものが適切かどうかを確認することも重要な役割の一つです。
さらに、開発プロセスの継続的な改善を、開発チームとともに推進することもQMの役割の一つです。
不具合を分析し、混入を未然に防ぐ取り組みや業務の省力化、効率化ツールの作成・導入によって
ネオレックスの製品、業務の全般的な改善でも役割を果たします。
また、製品仕様に精通する強みを活かしたサポートで、社内外の課題解決にも取り組んでいます。
コンサルティンググループ
キンタイミライを提供するにあたって、お客様と直接会話してニーズを引き出し、システムを「カスタマイズ」していくのがコンサルティンググループです。
前述の開発チームが担当する「開発」と、コンサルティンググループが担当する「カスタマイズ」のイメージが伝わりにくいと思うので、キンタイミライを車にたとえてみます。
「車の根幹をなすエンジンやモーター、はたまたシステムのデザイン的な意味で外装パーツ、といった部品を作る」のが開発チームの役割であるのに対して、
コンサルティングチームはお客様ごとにヒアリングを行い、色々な部品を組み合わせてお客様専用の特注車を行っていくようなイメージです。
コンサルティングと聞くと、課題を引き出して、提案を行うようなイメージが強いかもしれませんが、ヒアリングや提案に留まらず、”課題を解決するシステムを実際に作業して作り上げていく”という点がネオレックスのコンサルティンググループの大きな特徴です。
また、勤怠管理システムは、給与計算や会計管理のシステムといった特定の人だけが使う業務システムとは異なり、正社員、パート、アルバイト問わず、働く人だれもが日々画面に触れ、利用するシステムです。
経営者、人事担当、エリアマネージャーや店長、現場で働く従業員の方々、ITのリテラシーが様々な中、複雑な要件をくみ取りつつも、老若男女問わず便利に使いこなせるようシステムを作っていくことを心がけています。
その他、タブレット タイムレコーダーやmitoco勤怠といった事業においても、キンタイミライ事業で培った経験や知識を活かして様々な役割を果たしています。
CIチーム(Continual Improvement:継続改善)
キンタイミライは、月額費用をいただくビジネスです。毎月、「ありがとうをいただくビジネス」を意識しており、お客様に、より長期にわたって、より便利に使っていただくことを大切に考えています。
キンタイミライの導入が完了し運用フェイズに移行した後も、お客様の事業拡大といった状況の変化、働き方改革に代表される社会の法制度の変化などをくみ取り、継続的に個社ごとのシステム改善を重ねて行くことがCIチームの役割です。
PSIチーム(Process & System Implementation:新規導入)
キンタイミライはパッケージ型ではなく、お客様のニーズを掘り下げ各社ごとにカスタマイズを施すことで、他社では対応できない複雑な要件に対応しています。
システム導入においては、お客様からヒアリングした内容から適切なシステムを考案し、まずプロトタイプを実装します。
作ったものを実際にお客様に使っていただき、フィードバックをいただく中で、よりニーズを満たした使いやすいシステムにブラッシュアップしていきます。
また、大規模なシステム構築を行いつつ、お客様と伴走する形で、本社から全国の事業所にわたってシステム稼働ができるよう、プロジェクト自体の推進も担当します。
QIチーム(Quality Improvement:品質向上)
QIチームは、2025年4月に発足したばかりの新しいチームで、コンサルティンググループがお客様向けに提供する業務・サービス全般の、品質向上を目的とした活動を行います。
キンタイミライがサービス開始から20年を超え、今後ますますシステムが複雑化し、ユーザーも大規模になりニーズが多様化していく中で、品質向上を専門とするチームが必要と考え立ち上げました。
まだ立ち上げたばかりで手探りな面もありますが、品質向上のためにできることを一つずつ取り組み始めています。
マーケティングチーム
キンタイミライの営業活動を担当するチームが、マーケティングチームです。
キンタイミライは、大規模かつ他社には対応できない複雑なニーズに答えることを得意としているシステムです。ですので、お問合せをいただいたお客様に対して、「本当にキンタイミライを選んでいただくことが正しい選択なのか」という目線を大切にしています。
例えば、お客様にとって、より安価で複雑なカスタマイズを必要としないシステムが合っていると判断した場合は押し売りはしません。
お客様のことをよく知ったうえで、システムや勤怠管理業務への深い理解に基づき、丁寧な営業活動を行っています。
アシスタントチーム
電話応対や経理業務、各種データの整理といった事務業務に加えて、技術グループやコンサルティンググループの仕事を支援するのがアシスタントチームです。
ネオレックス社内の様々な仕事にアシスタントという立ち位置で加わって関わり、
- キンタイミライの新機能が正しく動くかのテスト作業
- ユーザーからの問い合わせに対する回答
- ブログなどWebコンテンツの制作
- Illustratorを使っての広告物デザイン
- 商談での提案資料の作成
- 新卒採用におけるナビサイトの管理やイベントの機材準備
(※担当の一部を抜粋)
など、各人の適性に基づいて幅広い業務を担当します。
2025.06.13