
NX2030VISION
ネオレックスでは、2020年に「NX2030VISION」を策定しました。
(「NX」は社内で使っているネオレックスの略称)
これは、2030年にネオレックスがどうなっているかというイメージ=ビジョンを関係者で共有するためのものです。
このビジョンは社内に掲示されていて、時々話題にされています。また会社案内等にも掲載されていて、ネオレックスを志望する学生さん達にも紹介されています。しかしまだ、当社のWebサイトで紹介されていないとの指摘がありました。
そこで、策定からすでに4年経過しているタイミングではありますが、こちらのWebコラムにて、NX2030VISIONを紹介します。
以下は、2020年1月に、NX2030VISIONが社内発表された時の原稿です。
(より分かりやすくなるよう、一部改訂)
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2020年と区切りの良い年であることから、
ここから10年先、2030年のネオレックスのビジョンをまとめた
私たちは今、どこに向かっているのか?
何のためにがんばるのか?
未来は、どんな風になっていくのか?
経営陣ではこの数年、こうした検討を進めてきた
様々な方向性、様々な切り口、様々な表現があり、
長く、難しい議論が続いたが、
たどり着いたのは、ごくシンプルなものだった
それは、
「人を幸せにするIT企業」として知られる
ということ
そして、
マネされる会社になる
ということ
ネオレックスという会社は、私たちメンバーの幸せのためにある
そしてメンバーの幸せは、物心共に満たされた上で、
他の人たちの幸せを生み出し、広げることによって
さらに大きく、深くなっていく
つまり、人を幸せにすることは、私たち自身を幸せにすること
「人を幸せにするIT企業」の「人」とは、
私たちネオレックスメンバーだけでなく、
その家族、
ネオレックスの製品・サービスを使ってくださるお客様、
すべての取引先、関係者、
そして、地域、社会、国、世界のことを指している
そしてネオレックスは、いつまでも変わらず、
コンピューターや技術を活用する会社
だから、「人を幸せにするIT企業」とした
「マネされる会社」というのは、社会に貢献する方法
私たちはこれからも、
より良い製品・サービスを追求し続け、
より良い社風・文化・制度を磨き続け、
そうやって人々を幸せにしていく
これらが世の中に知られるようになり、
私たちのことをマネしてくれる人たちが出てきたら、
その影響力は、私たちの力を超えていく
本当に良いもののマネであれば、
加速し、どこまでも広がっていくこともあるだろう
マネされることにより、
私たちのような小さな会社でも、世界を変えていくことができる
これが私たちの目指している方向であり、
実現したい未来
10年後、誰もが知っている有名企業にまで至っているとは考えていない
しかし、一部の人たちには「人を幸せにするIT企業」として知られるようになっている
そして、私たちのことをマネする人たちが、
大勢ではなくても、少しずつ出始めている
2030年は、そんな風になっていると思い描いている
その時、ネオレックスメンバーは現在の倍、80人ほどになっている
バイバイ タイムカード(現在の「キンタイミライ」)のユーザー数も
現在の倍で、60万人
タブレット タイムレコーダーのユーザー数は累計で、
現在の4万人の20倍、80万人になっているだろう
それから2030年には、
今はまだない、新規事業がはじまっているはず
そしてもう1つ
海外、世界への展開に向けた第一歩を踏み出していようと思う
これが、ネオレックスの2030年のビジョン
ビジョンとは、
目に浮かぶような映像
肌で感じられるイメージ
具体的な部分もあり、曖昧な部分もあるもの
そして、思い描く理想
大切なことは、
これは「目標」ではないということ
私たちがどこに向かっているかという方向性、
どうなりたいかという希望、
こうなっているだろうとの予測
誰かのノルマではなく、
この通りでないと問題になるものではない
遅れているからと無理をすることはなく、
先行しているからと減速することもない
私たちは常に最善を尽くしてきた
これからも、このビジョンに向かって、
その時にできる最大限を出し続けていく
その結果、10年後の2030年は、こんな風になっているだろう
NX2030VISIONを念頭に置きながら、
私たちの理想を追求していこう
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NX2030VISIONは、こんな想いで検討され、社内に発表されました。
あれから4年が経過した、今のネオレックスの状況も紹介します。
名古屋大学の理学部南館という建物の中に、
「NEOREX Place」という場所ができました。
またその後、同じく名古屋大学の中央図書館の中に、
「NEOREX Pods」という場所ができました。
また、名古屋の地下鉄の駅構内や、地下鉄社内に展開している広告も増えていて、
さらに最近では、京都の地下鉄(京阪、出町柳駅)でも広告掲載がはじまりました。
新聞、雑誌、TV、Webメディアなどで時々取り上げてもらえていて、
時々、学会やシンポジウム等での講演依頼もいただいています。
創業者駒井俊之の著作「独立志向」も発刊されました。
ネオレックスは、まだまだ、知名度のある会社とは言えません。
しかし、以下のような会社として、少しずつ、ネオレックスを知る人が増えてきていると感じています。
- クラウド勤怠管理システム、大規模市場で10年連続国内トップシェアの会社
- 日本でいちばん大切にしたい会社大賞で賞を受けた会社
- 人を大切にする会社
- 経験ゼロから一流のITエンジニアやコンサルタントになれる会社
- 優秀で素晴らしい学生が集まってくる会社
社内制度や環境においても、日々止まることなく、改善と前進を続けています。
この4年の間にも、下記のような取り組みを行いました。
- テレワークの導入
- フレックス制度の導入
- 休日数の増加
- 春支給の新たな賞与の追加
- 住宅手当や子ども手当ての拡充
- 組織改変
- オフィス増設
- 社内カフェの設置
2023年に「キンタイミライ」と名前を変えた「バイバイ タイムカード」のユーザー数は現在36万人。タブレット タイムレコーダーは13.5万人。VISIONの数字(60万人、80万人)にはまだまだ足りませんが、着実に増加はしています。
メンバーは54人となりました。このままいけば、2030年には80人になっている見込みです。
新規事業としては、株式会社テラスカイと共にmitoco Work 勤怠を開発し、2022年に提供を開始しました。しかし2030年に向けては、さらにまた別の事業も始めていきたいと考えています。
Global Activityはまだ始まっていません。
しかし今年は、ブラジル出身の新人を迎えることができました。また、北京大学の出身者もいます。そして来年には、中国出身の新人も入社予定です。すでに社内には、TOEIC860点以上のものが5人います。今後の海外展開に向けて、着実に準備を進められています。
2024年現在、NX2030VISIONに対しては、順調なところもありますが、遅れている部分もあります。
しかし、それは問題とは考えていません。
NX2030VISIONに示した通り、遅れているからと無理をすることはなく、
引き続き日々最善を尽くし、一歩ずつ前進していけば良いとの考えです。
2030年にネオレックスがどんな会社になっているか、とても楽しみでワクワクします。
このワクワクと、そしてこの先の未来を自分自身で創っていく楽しみを、ネオレックスメンバー全員で共有し、これからの日々を益々元気に過ごしていきたいと考えています。
2024.10.11