NEOREX

視覚障がいに負けず IT企業で活躍
~名古屋盲学校の学生が密着取材~

こんにちは、マーケティングチームの山田です。

このコラムに目を向けていただきありがとうございます。
今回のコラムについて、少し経緯をお話しさせていただきます。

今年3月に参加した、パラスポーツの「ゴールボール」の競技会がきっかけで
名古屋盲学校の先生との交流が始まりました。

そんななかで、先生よりインターンシップの実施についてご相談をいただきました。
視覚障がいをもち、就職を目指している生徒さんに、
同じように視覚障がいをもつ私が働くネオレックスで、職業体験をさせてもらえないですかという内容でした。

期待に添えるか分からない部分もありましたが、
何か少しでもお役に立てればという思いで、インターンシップをお受けすることになりました。

またインターンシップで作成したこのコラムが、微力かもしれませんが
生徒さん、私と同じようにハンディキャップをお持ち方の力になればとも思っております。

前置きが長くなりましたが、それでは本編をどうぞ。

今回のインターンシップについて

初めまして、名古屋盲学校に在籍している鈴木です。

私には、レーベル遺伝性視神経症という視野の中心に欠陥のある視覚障がいがあります。
就職活動をするなかで、視覚障がいを持ちながら働くことのイメージができず不安に思い、
職業体験をしてみたいと思っていました。

今回、私と同じように視覚障がいを持った方が働かれている、IT企業のネオレックスさんよりインターンシップの機会をいただくことができました。

インターンシップのなかで、視覚障がいを持ちながら働く山田さんを密着取材させていただき、仕事の内容や、環境・サポート体制、考え方について紹介する、このコラムを書かせていただきました。

ネオレックスのメンバーと記事のタイトル決めを行っている様子

山田さんについて

山田さんは、網膜色素変性症、視力低下、視野狭窄、夜盲の症状があり、一般的に言われる視野は 10%以下だそうです。
そんななか、マーケティングチームの一員として、営業職の仕事をされています。

マーケティングはネオレックスが提供しているクラウド勤怠管理システム キンタイミライを、勤怠管理にお困りの企業様にご利用いただけるよう提案する仕事です。

具体的には、リモートで商談に参加したり、提案書や見積書の作成を行ったりしています。

提案書作成では、何十ページもある資料を読み込んだり、見積書作成では、細かな数字を見たりする仕事をされており、視覚障がいを持った方には、目に負担のかかる大変な仕事です。
そんな仕事を周りのサポートを受けながら、進められています。

また、昨年の東京2020パラリンピックでは、同じハンディキャップを持つ人のモデルケースになりたいという思いから、聖火ランナーの一人として走りました。

山田さんが聖火ランナーとして参加した様子

山田さんの仕事環境とサポート

山田さんの席は、会議の際の移動を少なくするために個室ブースになっています。

また、視覚のサポートのために、音声読み上げソフトを使用したり、メインのディスプレイ以外にも複数のサブディスプレイを活用したりしています。
これは、読みやすいサイズに文字を大きくすることで、画面の作業領域が狭くなってしまうことを補うためです。

仕事環境だけでなく、周囲のメンバーからのサポートとして、誤字脱字の確認、メールの代理発信なども行われています。

山田さんの仕事環境

こういったサポート体制が出来上がったのは、山田さん自ら自分が何ができて、どんなことをサポート受けなくてはいけないか、考えながら仕事をしている結果です。
私も社会に出たら、山田さんのように自分で考えていく必要があると感じました。

アシスタントメンバーにサポート体制について取材している様子

山田さんの考え方

山田さんは視覚障がいがあるからできないと考えるのではなく、前向きに捉え 、どうやったらできるのか考えて働かれています。
実際に、社長と二人三脚で行っているマーケティングの仕事では、社長の仕事を奪うくらいの気持ちで仕事をされています。

また、会社の雰囲気作りにも積極的に参加され、社内が明るく、楽しくなるために、まず自分自身が楽しく仕事をしようと心掛けているとのことでした。

こういった仕事に対する考えと合わせて、サポートを受ける際に大事にしている考えの一つとして、日々のサポートへの感謝を忘れないようにされています。

鈴木くんの感想

私は、今回のインターンシップを通して、これから働いていくことへのイメージを持つことができました。
密着取材で学んだ同じ視覚に障がいのある山田さんの仕事に対する姿勢や考え方を、今後働き始める上で参考にしていきたいと思います。

コラム作成では、伝えたい相手や内容を考えながら作るのに苦労しました。
また、伝わりやすい表現を探すのが難しかったです。

取材した内容を元にコラムを執筆中

私も視覚障がいに負けず活躍する山田さんのように働くことを目指したいと思います。
同じ視覚障がい者の方がこの記事を読んで働くことへのイメージを持ってくれたら、嬉しいです。

最後に、ネオレックスの皆様、今回はインターンシップという貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

愛知県立名古屋盲学校 高等部 鈴木

今回インターンシップに携わったメンバーと集合写真

2022.08.22

? ? ? ?
クラウド勤怠管理システム キンタイミライ
タブレットタイムレコーダー
新卒採用