2024.12.03
【成果発表】T-GEx2024研究成果エキシビション(名古屋大学)
2024年12月2日に開催されたT-GEx2024研究成果エキシビションにて、当社開発チームの杉原が成果発表を行いました。
T-GEx(世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業)は、名古屋大学を代表機関、岐阜大学を共同実施機関としたプログラムです。若手研究者が自らの定める方向で成長することを支援すること、そこから次世代に対する「ロール・モデル」を生み出し、人材育成の好循環を生み出していくことを主眼としています。
※ネオレックスは、2022年よりT-GExに参画、2023年より杉原が企業アソシエートとして参加しています。参画の詳細は下記ニュースをご覧ください。
https://www.neorex.co.jp/news/2117/
T-GExでは、研究成果を共有し、分野を越えた交流や新たな共同研究を創出することを目的として、研究成果エキシビションを毎年開催しています。
今回のエキシビションには当社杉原が参加し、研究成果を発表しました。
発表内容
ネオレックスでは昨今、進化が著しい生成AIについて、日々の業務へ活用する方法を模索しています。具体的には、生成AIがどの業務で効果的に使用できるか、業務ごとの検証をこれまで進めてきました。
今回の発表では、これまでの取り組みから3点をピックアップし、ご紹介しました。
- RFP(システムの提案依頼書)への回答案の自動作成
→生成物の精度と費用対効果の観点から実用には至らなかった - プログラム不具合の対策提案
→効果のあるやりとりも得られている
社内での運用で効果的に使えるか検証中 - 自社製品サイトに問い合わせチャットボットを作成
→実用化に向けて検証中
当日の流れ
本エキシビションでは、AI分野の第一人者である藤吉弘恒さんによる基調講演が行われ、杉原の発表内容と関連するテーマが共有されました。
その後、天文学や生物学、心理学をはじめとした幅広い分野の30人以上の研究者によって、英語でのショートプレゼンテーション及びポスター発表が行われました。魅力的な研究発表が数多くある中で、杉原のポスターにも様々な研究者や大学関係者などが訪れ、熱心に話を聞いていただくことができました。
イベントを通じて得た知識やアドバイスを今後の活動に活かし、業務における生成AIの活用範囲を広げていきたいと考えています。